20年間にわたって喜多方ラーメンの通販を続けてきた株式会社河京は、2020年5月にインターペーパーを開始した。導入して実感したのはリピート率の高さ。加えて従来の紙広告では取れなかったマーケティング情報が取れるようになったことに手応えを感じているという。
昭和31年創業、喜多方ラーメンをメインに製造販売されている株式会社河京様。
直営店5店舗、通信販売で事業を拡大されている同社。本日は、弊社のサービス、成果報酬型のオフライン広告「インターペーパー」を導入いただいた経緯や導入後の成果をご担当者様にお話を伺った。
〈お話を伺った方〉
株式会社河京 通販事業部 宮澤 亮輔様
※本記事の取材日:2021年4月13日(リモートで行わせていただいております)
―創業の経緯をお聞きできますか。
宮澤氏(以下、敬称略):現社長の前、先代から、会津で商売を始めたところがスタートでした。当時は、炭・ナメコを中心に製造販売していました。テレビの影響で、喜多方ラーメンブームが始まったのですが、当社は当時製造をしておらず、他社より仕入れて販売しておりました。喜多方の駅前に1店舗持ってはいたのですが、仕入れている企業が、ラーメンブームで製造が追いつかなくなり、仕入れ困難となったのです。
「だったら自分たちで作ろう!」となって、自社で製造することを決めました。
卸店の販路に関しては、当社はなめこの販路を使用して、販売できていたので心配ありませんでした。そこから徐々に事業を拡大していきました。また、現在は、店舗5店(お土産・飲食部門)を運営しております。ラーメン館(本館)は喜多方の中心地にあり、周囲に有名なお店があるので、車を止めて観光できる拠点として使っていただいていることが多いですね。
―地域活性に貢献されているのですね。
宮澤:そうですね。観光の方の動きが変わったようです。今までは、駅周辺の観光が多かったようですが、当社のラーメン館の駐車場に観光バス等も止まるようになって拠点として使っていただいて変わったと思います。
―理念:『「おいしいね!」から「感動」を』についてお伺いできますか。
宮澤:近江商人の言葉、「三方よし」の言葉から、「お客様・取引先・地域に貢献しましょう。」となり、社内で共有できるようにと作りました。元々は喜多方ラーメンでお客様を幸せにするということでしたが、現在では、喜多方ラーメンだけではなく、山菜製造やCocco tree(コッコツリー)というカフェなども経営しています。なので、全ての事業をひっくるめて、お客様に「おいしいね!」と言ってもらい、感動してもらいたいという想いから、3年前に理念を変えました。
―通販を始めたきっかけをお伺いできますか。
宮澤:聞いた話になってしまうのですが、ラーメン館本館を作っていったことで、直販の売り上げか伸び、力を入れましょうとなっていきました。そんな中で、コンサルタントの方から、通販を勧められてスタートしました。通販を始め、約20年たち、商品購入の際に、通販の紹介を入れながら、拡大していっています。
―売り上げの構成比を教えていただけますか。
宮澤:コロナ禍の前ですと売上は、卸と直販で半々くらいです。直販の構成としましたら、全体の15%が通販です。通販の紙とWEBの比率は、紙:90%、WEB:10%です。
購入者の年齢は、50~60代多いと思います。
―インターペーパーを導入しようと思った一番の理由はなんでしょうか?
宮澤:コンサルタントの方にインターペーパーを紹介していただいたのがきっかけです。純広告を何度か広告代理店を通して掲載していただいていました。純広告で色々と経験があったので、話を聞く限り、「リスクは高くないのでは。」と思い「じゃあやってみようか」となり、始めました。
―インターペーパーを使ってよかったことは何でしょうか?
宮澤:2点あります。1点目は、媒体に色々と掲載されてありがたいです。今まで有名な雑誌関係は、純広告だと広告費の折り合いつかず、踏み切れなかったのです。ですが、インターペーパーを使ってみて、掲載したことない媒体の1P丸々広告ださせてくれる機会があり、思ってもなかったです。かつ、初めての媒体でしたが、反応もそれなりにあったので驚きました。雑誌関係は、そこまで反響がなかったという認識でしたので、かなりびっくりしました。
2点目は、新規獲得できてよいサービスだと思います。当社としても、たくさん新規を取りたいと思っていたので、ありがたいです。
―お客様の層としてはいかがでしょうか。今までやった媒体との違いありましたか?
宮澤:男性が増えました。スポーツ新聞や雑誌にも掲載されて、反響も多いです。男女比としては、現状半々くらいです。
―通販ですとリピートのお客様が大切だと思いますが、リピート率はいかがでしょうか?
宮澤:リピートしているお客様を見てみると、インターペーパーからの流入であることが多いです。今までの新規の獲得の方法としては、純広告(通常の定額制の広告)やDMなどでした。インターペーパーで獲得した新規の2回目以降購入のリピート率は、今まで利用した媒体で一番高いです。データを見る限り、インターペーパーからのリピート率は35%、今まで使っていた普通の広告は良くても30%くらいでした。高いので私としてもとてもうれしいです。
―インターペーパーの改善点がありましたらお願いいたします。
宮澤:どのような紙面で、どんな風に掲載されているのか少し気になります。どのように掲載されているのかがよくわかっていないので、気になるときは、当社で媒体を購入して見ています。反応があるので結果的にはいいのですが。(笑)
―インターペーパーを使っていただいた感想をお願いいたします。
宮澤:今までの純広告ですと、当社でどこから入ってきたお客様なのか、管理が大変でした。ですが、インターペーパーを使用して、どの媒体からどのくらい反応が来ているのか簡単に確認できるのが助かり、ありがたいです。
―インターペーパーに対しての要望ありましたらお願いいたします。
宮澤:ラーメンだと、暑い時期は反響が弱くなっていくので、今後新しい商品も掲載検討しています。アイデアやアドバイスいただけたらありがたいです。
―コロナ禍での変化はありましたか?
宮澤:店舗が観光地のため売上が落ちましたが、通販でカバーできました。一番変化を作っていただいたのが、インターペーパーでした。1か月で1000件もレスポンスあるとは思ってもみなかったので、お陰様でカバーができました。なので、通販の比率もとても増えまして、常連、新規共に増えてきました。
―今後の御社の展望をお聞かせください。
宮澤:今後、5億まで売り上げを上げていきたいと考えています。そのために新規リストを作っていくために、今後もインターペーパーを使っていきたいと考えています。そして、リピーターになっていくための施策も行っていき、売り上げを上げていきたいと思っています。あとは、店舗も徐々に回復していっているので、通販含めて相乗効果を見込んでいきたいと考えています。
―まだマッチングしていない新しい媒体やラジオ等にも進めていけるように弊社としてもお手伝いして参ります。
―最後に、インターペーパーを使っていない企業へ向けておすすめいただけるとしたらどのような点でしょうか。
宮澤:始めるにあたって、リスクをそこまで感じませんでしたのでそこが一番でしょうか。元々新聞・雑誌を行ったことがあり、運の要素も大きいとは思っていたので、成果分だけ広告費が課金されるので、リスクは大きくはないと感じます。
―この度は誠にありがとうございました。