新規獲得はネットからオフライン広告、そしてインターペーパーへ 。今まで試していなかった各地の媒体に広告が載るように 。獲得した顧客には品種の変わり目ごとにDMを送付。
〈お話を伺った方〉
株式会社 マンパワープラント
代表取締役社長
能登 誠 様
※本記事の取材日:2021年8月26日(リモートで行わせていただいております)
―御社の創業について教えていただけますでしょうか。
能登 誠様(以下、能登):創業は平成24年(2012年)。今期で9期目です。現在の役員が東京都と熊本県でそれぞれ野菜の仲卸、広告代理店の代表をしており、両方の事業を生かした新しい会社を立ち上げたいという話になったそうです。代表を立てる際に第三者の私に声がかかり、お受けしました。なので、私の想いはありませんでした(笑)現在は喜んでいただけるお客様のおかげでやりがいを持って経営しております。
―通販事業開始の経緯を教えていただけますか。
能登:創業から通販事業を行っています。当初は、ネットの自社サイト、モール出店で、「訳ありみかん」を中心に販売しておりました。売り上げもついていたのですが、お客様からのクレームが多数あり、喜ばれるサービスの提供ができませんでした。
そこで、一旦ネット通販の柱を変え、オフラインの通販へ切り替えました。インターペーパーを始めるまでは、関東圏の新聞、主に読売新聞・朝日新聞・毎日新聞で、連合企画の小さな広告を掲載していました。そこから新規のお客様を集客し、DMを出していました。
―インターペーパーの導入経緯をお聞きできますでしょうか。
能登:藤澤さんから初めて電話を頂いた時、オフライン通販に切り替えて2年ほどたっていた頃でした。新規は新聞広告である程度取れていました。なので、最初はずっとお断りしていました。
ところが、だんだん新規のお客様が新聞から取れなくなってきました。新しい媒体も試しておらず、新しい施策を考えないといけないと思っていた時でした。タイミングよく藤澤さんから連絡をもらって、インターペーパーを導入することにしました。昨年のみかんの時期から、秀品のみかんの広告を始めました。
―導入部分で懸念点はありましたか。
能登:掲載日の日程が確定しないのが不安でしたね。電話を受ける体制、電話回線や人数足りるのかがやってみないとわからない。そこで躊躇しておりました。
―導入の決定打は何でしたでしょうか。
能登:いろんなエリアでの広告テストができることです。広告単価もある程度こちらで設定ができるので、実施してみようと思いました。
―成果単価設定は広告主様で決めていただけますが、その点はいかがでしょうか。
能登:安ければ安いほどいいですけども、現状の金額で件数が取れているのならいいと思っています。
―導入後の成果はいかがでしょうか。
能登:新規のお客様が増えました。多い月は、月2,500件のお電話を頂いていたかと思います。同時に広告費も以前の倍となりました。
―御社が感じられている、インターペーパーのメリットは何でしょうか。
能登:色んなエリアの媒体で掲載ができることです。あとは、成果報酬で電話の件数があった分だけの広告費を支払えばよいところです。
―御社が感じられている、インターペーパーのデメリットはございますか。
能登:先程も言いましたが掲載の日程が確定できないところですね。季節商品のため、品質の良い商品が提供できるギリギリで掲載をするかどうか迷うところです。
やはり商品がなくなってしまっての掲載は、お客様にとってご迷惑をかけてしまうので、避けなければなりません。その見定めが難しいです。
―デメリットに関しての解消は出来ましたでしょうか。
能登:掲載に関しては、御社が間に入って色々ご配慮いただけました。問題なくできました。
―現在の御社の集客方法について教えていただけますか。
能登:新規のお客様はインターペーパーのみです。昨年の9月で、全国紙の連合広告の新聞掲載をやめました。
あとは、既存のお客様に対してDMを送っております。
―インターペーパーを利用して新規のお客様はどのくらいになりましたでしょうか。
能登:DM発送が倍近く多くなりましたので、だいぶ増えているかと思います。
―お電話からの購入率はどのくらいでしょうか。
能登:9割がた受注に至っております。
―インターペーパーからのお客様のリピート率はどのくらいでしょうか。
能登:感覚値ではありますが、定期便を購入してくださる方も含めて、3~4割リピートのお客様です。
―既存のお客様を留めておくために大切にされていることはございますか。
能登:生鮮品ですから、何と言っても味と品質です。品種によっても変わってきますが、30件ほどの生産者と取引しております。
―新規のお客様に対して、最終的に引き上げたい商品はございますか。
能登:年間の果物の定期便です。月4,000円で季節の果物を発送しております。
―購入されるお客様の層はどのような方々でしょうか。
能登:60~90代の女性が多いです。インターペーパーのおかげで地域は北海道や東北地方で増えました。元々、中央紙のオフラインを関東圏で行っていたので、既存のお客様は関東圏が多いです。
―電話対応はどのようにされていますか。
能登:女性のパートの方4名が基本です。電話が集中する際は私も対応します。
―DMはどのような内容で、いつ頃送っていらっしゃいますか。
能登:電話番号とFAX番号・申込み用紙を記載して送っています。みかん以外の加工品もご案内しております。
タイミングは、みかんの品種が切り替わる際ですね。
お客様の多くは、DMを見てお電話やFAXでご注文くださいます。ただ常連の方ですと、お手紙やハガキで直接購入のご連絡を頂く方もいらっしゃいます。
―弊社並びに、インターペーパーの改善要望はございますか。
能登:色々対応していただいているので、現状は特にないです。
むしろ品質が保てる掲載日の設定に関して、うちの対応が遅くなりがちなところ、ご連絡をいただき、対応していただいてありがたいです。
―御社の今後の展望についてお聞かせください。
能登:現在は新聞からの集客のため高齢者のお客様が多いですね。今後は若返りも図っていきたいので、ネット通販も始めていきたいと思います。
―本日はありがとうございました。